もっと成長したいあなたへ。
つばめデンタルクリニックでは、
歯科医師・歯科衛生士を募集しています。

「今度うちのグループホームで口腔ケアを取り入れることになったんです、先生、来てもらえませんか?」 2000年に介護保険制度が始まってほどなく、そんな知人の一言がきっかけで、それまでの外来メインの診療から、訪問診療、外の世界に飛び出しました。行った先は古民家改装のバリア「アリー」の一軒家認知症グループホーム。そこで当時まだ一般的でなかった歯科医師主導の口腔ケアを手探りで行うことで得た、やりがいある感触が今の私を導きました。「先生が来るようになって風邪ひく人が減ったよ」「そういえば今年はインフルエンザなかったね」そんな介護職員さんの言葉に、今となっては当たり前の口腔ケアの効果を現場で知ることになったことは、何よりの幸運だったと思います。

2013年に湘南の地に移り住んで、それまでとは違った働き方を、と考えたとき、訪問診療を主体にすることを選びました。その後、訪問歯科が必要な多くの患者さんと接するうちに、逆に、元気なときからのお口の状態を良くすることの必要性も強く感じるようになりました。そうして2018年秋に、外来診療もしっかりできるようにと医院を移転し、全年代対応型の診療室の整備を行いました。そこで多様な年齢層の患者さんと接するうちに、全身の中での口腔機能の役割を意識するようになり、成長発達段階からの口腔状態の整備、姿勢や習慣の是正の必要性、人の一生における歯科診療の重要性を再認識しました。図らずも、これまでの歯科医師人生でずっと行ってきた、「普通の外来診療」の基礎の上に「訪問診療」が成り立つのだと気付かされ、「健康な口腔機能の大切さ」を支える、私達、歯科専門職の可能性と責任の重さを実感するようになりました。

つばめデンタルクリニックでは、小児から高齢者、そして、人生の最期の時期の方々までを対象にした歯科診療、口腔ケアなどを行っています。人生のステージ全てにおいて、口腔機能をしっかりと整えることは、食べることのみならず、全身の健康を保つという意味でも重要なことです。そして、目の前にいる人のために、専門職として自らの知識や経験を活かすことができることは、とてもありがたいことだと常々考えています。自らを活かすことができるという幸せを、つばめデンタルクリニックで働くみんなには、いつも感じてもらっていると思います。そして、そんな仲間と働けることは、私にとっても一番の幸せだと思っています。

理事長 五十嵐佳子