当院初のオンライン研修会、牧野日和先生を講師にお迎えしてお届けした「認知症の食支援」は無事に終了しました。

全国からたくさんの方々が参加してくださって、盛りだくさんの充実した内容、いつもながら牧野先生のお話は心に染み入って、まだ余韻に浸っています。

慣れないオンライン研修を企画するにあたって、小さなアクシデントなどなどもあり、関係した方にはご迷惑をおかけしたり、ドキドキハラハラではありましたが、終わってみれば「頑張ってやってよかった…」とジーンとしています。

思い返せば一年前、今回と同じ内容で従来通りの対面式の研修会を予定していたのですが、当時は何が何やらわからない新型コロナウイルス感染症が拡がりつつあって、本当に悩みましたが研修会を中止して、その際も沢山の方にご迷惑をおかけしてしまったわけで、でも、やっぱり牧野先生のお話をひとりでも多くの方々に聞いていただきたいという熱い思いは消えずにいました。あれから一年経って、未だにコロナ禍は続いていて、オンラインという形でないと研修会も行えず…私たちのようなシロウトには運営も敷居が高く、でも研修会は開催したい…とジレンマに陥っていたところ、フードケアさんという力強い助っ人が現れて、アドバイスとサポートをいただけて開催に漕ぎ付けられたこと、本当に感謝しています。

「人は、人として存在するからこそ、人として生きられる」そんな基本的なことに立ち返り、食支援という切り口で生きることを見つめ直す、深い気づきのある時間になりました。そして、そんなことを学ぶことのできる仕事をしていることを誇りに思い、また、幸せに感じることができました。

牧野先生から受け取ったこの思いを、私たちの関わる様々な方々に向けてお届けして行きたいと思います。

ご一緒してくださった方々、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。